夏のラフよりやさしい?一発アウトを叶える冬のラフの攻略法

プレー・クラブ

ゴルフのラウンドで、ティショットを曲げてしまってボールはラフへ。
冬のラフだったら夏のラフよりも易しく打てるので、必要以上に心配しなくても大丈夫です。
かといって霜がついていたりしていたら安易に打ってはダメなので、注意するポイントを整理していきましょう。

基本的なラフの攻略

ラフを攻略するのには、ラフ=○番、ではなく状況に合った番手選びが必要です。

【ほとんど埋まっていない状態】
球が浮いていれば、それはティアップしているのと同じ状態。
ラフでも距離が稼げるラッキーな状況です。
「ラフだから」と番手を変える必要も、打ち方を変える必要もないですね。
いつも通り、FWやUTを選んでOKです。

【球が約半分埋まっている状態】
球が約半分埋まっている状態だったら、一番手下げるかPWを選びましょう。
ミドルアイアンでもショートアイアンでも、結果的に飛距離が変わらないということがよくあります。
それならば、一番手下げるかよりロフトのあるPWを選んだ方が楽です!

【球が全部埋まっている状態】
球がほぼ全部埋まっている場合だと難易度が高いので、距離よりも脱出を優先すべき。
ショートアイアンの中でも、迷わずPWを選択しましょう。
アプローチであればSWを選ぶのが正解です。

【打つ時の必勝ポイント】
どのラフでも共通のポイントは次の通り。

・ ボールの位置は真ん中
・ グリップは絶対緩めない
・ インパクトでしっかり打ち込む

ポイントさえ押さえれば、ラフでも特別な打ち方をしなくて大丈夫です。
力んで「飛ばそう」「すくおう」と思うとミスショットを招きます。

やさしい冬ラフの攻略法

さて、気になる冬のラフは夏と比べると難しくないですが、ポイントはしっかり押さえましょう。

【霜に注意】
冬ラフの芝は短い上に枯れているので楽に振り抜けます。
球が少し沈んでいたとしても日当たりがよくて乾いているなら大丈夫。
ただ冬の場合は芝にシャーベット状の霜が付く場合もありますよね。
球が浮いていてもインパクトの抵抗が強まるので、状態をしっかり観察してから打ちましょう。

【払い打つ】
基本的に冬ラフからは残りの距離に合わせた番手選びでOKです。
スイングポイントは上から鋭角に打ち込みすぎないこと。
打ち込もうとすると体が突っ込むため、軸がブレて距離感も方向性も不安定になります。
そうならないためには、横から払い打つイメージで。
ラフに霜が付いている時こそ、必ず払い打ちで対処しましょう。

【傾斜だったらハーフショット】
ラフの上に傾斜だったりすると、打ち方がわからなくなることがあります。
特にその傾向が強いのは夏で、冬は転がり落ちるのでそのケースは多くないです。
しかしフェアウェイ近くの緩やかな傾斜地に止まったとしたら、それも傾斜地には変わりないですよね。

斜面のラフでは大きいクラブで小さいスイングをするのがオススメ。
グリーンまでが遠くても、距離を欲張らずにミート率を高めることを考えてスイングを。

そこでは7番アイアンなどでフルスイングするよりも、FWの5番かUTで腰くらいの高さのハーフスイングでしのぎましょう。
そうすると正確にミートすれば方向のブレが少ないです。
なによりボールの曲がり幅をほとんど考えなくて済みます。

【つま先上がりと下がり】
傾斜において、つま先上がりの場合は足場よりボールの方が高いので、クラブを短く持って傾斜の角度を浅くして構えましょう。
一方、足場よりもボールが低いつま先下がりの場合は、クラブを通常の長さに持って、腰を落としてアドレス。
これらの場面でもハーフショットならバランスよく振れます。
フェアウェイの硬い地面の上を転がすくらいの気持ちでいて大丈夫です。

まとめ

難しそうなラフの攻略。
ラフに入ったらいつもこの番手、と決めるのではなく、まずは球がどれだけ埋まっているか、水分はついているか、傾斜はどうなっているかなどの状況判断をしましょう。
グリップを緩めずハーフスイングをすれば、球がとんでもない方向に行くことはないですね。
冬ラフは夏と比べてやさしいですが、状況判断はしっかりしてスコアアップに役立てましょう。

関連記事一覧