女子ゴルファーがレベルアップしたいときのクラブ選びは?

ドライバー

ゴルフの実力もついたし、もっと上手くなりたいからとクラブをバージョンアップ。
そこでレディースモデルからメンズモデルに替える女性もいるでしょう。
ところがそれだとかえってレベルダウンしたという声も。
そこでクラブを替える前に知っておきたいことを探ってみました。

クラブ選びはオーバースペックになりがち

クラブフィッターの話によると、多くの男性ゴルファーがオーバースペックのクラブを選びがちだということです。
女性の場合だと、ビギナー卒業の際にレディースからメンズモデルに変える人も多いのだとか。
オーバースペックは自らの成長を妨げてしまう可能性がありますが、選ばれるにはそのメリットもあるはず。

【メンズモデルのメリット】

・ 飛距離が伸びる
・ 重さがあるので手打ちにならない
・ しなりすぎずしっかり振れる
・ 強いボールが打てる
・ レディースに比べ選択肢が多い

【メンズモデルのデメリット】

・ 短く持たないと打てない
・ 重いので後半疲れる
・ デザインが可愛くない
・ キャリーの距離が減る

メンズのクラブにもメリットがありますが、使用しても結局レディースのクラブに戻す人もいるそうです。
そしてレディースに戻すと飛距離は落ちますがスコアは安定するとか。
無理をせずレディースのクラブで小技に専念することがスコアアップにつながるのです。

女性がメンズのクラブではいけないわけ

女性がクラブを選ぶ際にメンズモデルはオススメできないのですが、それがなぜなのかを見ていきましょう。

【メンズのクラブでは飛距離が出ない】
女性がロフトの少ないメンズのクラブを使用すると、飛距離が出ません。
メンズはロフトが立っているためボールが低く出るので、キャリーは出ないのです。
特にアイアンはグリーン上を転がってオーバー、手前に落とすと届かない、ということに。

【メンズのクラブは重くて振り切れない】
重いからしっかり振れなくなるのがメンズのクラブ。
男性と女性とでは明らかに腕力が違います。
日本では手打ちがNGとされていて、胸を使わなければクラブは振れません。
なのでよほど筋力がない限り、重いメンズのクラブでは振り遅れてしまいます。

【メンズのクラブは長すぎる】
クラブが長い方が当然ボールは飛びます。
だからといって身長に対して長すぎると振り切れなくて当たらない。
それならばと短く持つと、今度は他のクラブとのバランスが崩れてミスしがち。
自分に合う長さでしっかりミートさせるのが大切です。

【クラブ選びのコツはシャフトを揃える】
クラブを選ぶ際、ウッドのシャフトはブランドを揃えましょう。
それがスイングを崩さない最低限の条件です。

理想のセッティングは、全ての番手が同じタイミングで振れることで、それにはシャフトを揃えること。
シャフトが違うとバランスやタイミングがバラバラになって、スイングそのものが崩れてしまいます。
だからといって全てを同じものに揃えるのはなかなか厳しいかもしれませんね。
ならばせめてウッドだけは同じシャフトで揃えましょう。

【クラブ選びは見た目ではない】
クラブ選びでは、流行や見た目より結果を出してくれることを重視しましょう。
好きなブランドや売れているクラブが欲しくなる気持ちもわかりますが、最も大事にすべきはクラブに自分を合わせるのではなく、自分に合うクラブを使うことが大切です。

【メンズのクラブを使ってもよい人もいる】
実はレディースモデルではアンダースペックであるという女性もいます。
体幹が強くて腕力もあって、メンズモデルをしっかり振り抜ける人はメンズの選択肢もあります。
メンズのクラブで18ホール振れる力のある女性だったら問題はないということです。

まとめ

もっとゴルフが上手になりたい!
そう思ったときにメンズモデルにしたい気持ちもわかりますが、それだとかえって調子を崩すおそれがあります。

レディースモデルは軟らかくて軽いから…という印象は過去のこと。
設計やデザイン、スペックなど選択肢がぐんと広がっています。
レディースモデルの中から自分に合うクラブを見つけてレベルアップにつなげましょう!

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