これでもう怖くない!バンカー越えの打ち方・攻め方・考え方

プレー・クラブ

ゴルフのラウンド中、さあピンまで20ヤードでライも良さそうという場面。
それなのに目の前にバンカーがあるだけで余計なことを考えてミスしがち。
バンカーでは、その打ち方だけでなく、攻め方、考え方を整理すれば可能性が広がります。
ご紹介しますので参考にしてみてください。

20ヤードのバンカー超え

ピンまでの距離が20ヤード、40ヤードのバンカー越えを考えます。
まずは20ヤードの場合。
これは最も典型的なグリーン周りからのバンカー越えとなりますが、距離は短いけれど意外とプレッシャーがかかる場面ですよね。
スタンスもヘッド軌道もバンカーショットとほぼ同じです。

【ピンまで20ヤードの打ち方】
まずは20ヤードのバンカーショットを打つ時と同じように、フェースは30度くらい開いて構えます。

20ヤードのバンカー越えは「ボールを高く上げたいけれど、遠くに飛ばしたくない」となるので、バンカーショットを打つ感覚に近いです。
使用クラブはSWで、少し腰を低くしたアドレスで。

打ち方は、ラフからでもフェースを開いてカット軌道に打ちます。
フォローではヘッドを左に振り抜くイメージ。
バンカーショットでは砂が飛びますが、この距離のバンカー越えもヘッドを手前から入れるので、ラフや芝を飛ばして打ちます。

【ピンまで20ヤードの攻め方】
20ヤードの攻め方は、1ピン以内(約2ヤード)までキャリーさせるくらいのイメージを持つこと。
無理にグリーンエッジのギリギリを攻めようとすると、ショートしてバンカーに入れてしまうので、少しオーバーするくらいの意識でOKとなります。

SWでフェースを開いて打てば、ランはごく僅か。
ピンまで20ヤードであれば「キャリーは18ヤード、ランは2ヤード」を目安にします。

【ピンまで20ヤードの考え方】
20ヤードという短い距離からは、余計なことは意識せず、ハンドレイト(両手がボールより飛球線後方肉る)の姿勢で構えてインパクトをすることだけを考えます。

ボールを上げることさえできればバンカーは越せます。
SWのロフト通りにボールを上げられれば、クラブがちゃんと仕事をしてくれるので、バンカーに捕まることはありませんね。

40ヤードのバンカー越え

さて20ヤードよりも距離が長い、40ヤードのバンカー越えを考えます。
基本的に、高さよりも距離を出すことが大切なので、ランニングアプローチでOKとなります。

【ピンまで40ヤードの打ち方】
この距離でのバンカー越えの打ち方は、ボールの約5センチ手前からヘッドを滑らせます。
軌道はレベルブロー。
ボールの5センチ手前ではフェースをスクエアに戻して、そのままフォローまでヘッドを滑らせて打つことができれば球筋が揃います。
打つ前のルーティーンとして、右手の片手素振りをすると、ヘッドを滑らせる感覚を掴みやすいです。

ボール手前のラフを嫌がって、ボールを直接打とうとすると、トップしてバンカーに捕まるミスが出やすいのでそれは避けましょう。

【ピンまで40ヤードの攻め方】
40ヤードのバンカー越えは難しく、プロでもSWを使うのが嫌な距離。
SWで高さを出すのではなく、AWで距離を出すアプローチで攻めましょう。
40ヤードの場合は30ヤードでカラー付近を狙って、ランで10ヤード転がすという感じです。

【ピンまで40ヤードの考え方】
この距離での考え方としては、ボールを上げようとしないこと。
ここでボールを上げようとすると、ヘッドがボールの下を潜ってポッコンとしてしまうミスが出やすいです。

フェースを開いたり、返したりという余計なことをしようとは考えないで、手首の角度をキープしたままボールを打つだけでOKです。

まとめ

20ヤードのバンカー越えは「上げる」、40ヤードだったら「飛ばす」ことが大切。
さらに80ヤードとなったら、思いっきり振ることはせず、胸の回転だけで7割ショットでバンカーを意識せず普通に打つことです。
そして80ヤード以上ならバンカーは無視するくらいの気持ちでピンは狙わずグリーンに乗せればOKと考えましょう。
そうすればプレッシャーも軽減してナイスオンが見込めます!

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