初心者とラウンド中の頭を悩ますシーンで言いたいことの伝え方

ゴルフライフ

ゴルフの初心者とラウンドすると、言いたいことや教えたいことが色々と出てきます。
ただ、伝えることで場の空気が悪くなるということもあるので、どうするべきかと頭を悩ますことも。
そこで角を立てない、お互いが気持ちよくプレーできる言葉の伝え方を考えていきます。

人生初のラウンドに付きそう

初めてのゴルフが戸惑いの連続なのは誰しも経験済み。
その頃の気持ちを思い出しつつ、どのような姿勢で臨むべきか考えます。

【先輩ゴルファーの本音】
先輩ゴルファーが初心者に守って欲しいと思う、主なことは次の通りではないでしょうか。

・ クラブを2〜3本持って走る
・ グリーン上で走らない
・ 同伴者のパターラインを踏まない
・ 自分のスコアは自分で数える
・ 素振りは2回まで

これらを指摘する前に、先輩ゴルファーとして気をつけることを考えます。

【ラウンドは楽しい】
まず優先することは、初心者にゴルフのラウンドを楽しいと思ってもらうこと。
その人の性格にもよりますが、つらい、迷惑をかけたくない、という思いでいっぱいになると、そこでゴルフへの扉を閉ざしてしまうことになりかねませんね。
先輩ゴルファーは、自分のことで精一杯であってもできる限り先回りをして気遣いを。

【緊張をほぐす】
プロでも経験が浅いと、試合中キャディの方が会話でリラックスを心がけたりしています。
推し活、恋バナなどの、なにげないゴルフに関係ない話でリラックスを。

【ラウンド中以外の手順もフォロー】
コースに到着後、経験者だったらなんでもないクラブハウスでの手順。
「わかるでしょ」と放置せずに寄り添ってあげることが大事です。
ラウンド中ではない場所での細かいフォローの積み重ねが安心感につながります。

実際のラウンド中で起きること

初心者とラウンドすると、気になることがたくさん。

【打つまでが長い】
失敗したくないがために、素振りを何回もしてからの10秒間の固まりタイム。
打つまでが異常に長いというのは初心者にありがちですよね。
ゴルフはリズムのスポーツなので、長いルーティンがナイスショットに繋がることはほぼありません。
経験者はそれをわかっているのですが、初心者に声がけするなら「私のイチ、ニ、サンの掛け声と一緒に打とうね!」とスイングのリズムを作ってあげると、その効果はテキメンです。

【明らかなマナー違反】
ラウンドでは、未経験のことをゼロから学ぶ場。
予習をしてきていても、実際のコースとなると忘れてしまったり、これがそのシーンなのかわからなかったりと、そううまくはいきませんよね。
見守る姿勢でいながらも、何度も同じマナー違反を繰り返すようだったら、あえて「アチャーッ」といったリアクションをして、これがNGだったということを思い出させましょう。

訊かれる前に声がけするなら、頻度の高い順、例えばグリーン上、OB、池、ロストした場合の順で教えると覚えてもらいやすいでしょう。

【OKパットはどのくらいで出すか】
パットの場面で、通常ワングリップがOKの目安ですが、初心者のうちは距離感を合わせるのが難しいので、ワンクラブでOKと言ってあげたいところ。
ただしファーストパットからワンパットOKを適用するのではなくて、3パット目以降は、という条件を出してもいいかもしれませんね。

その一方でたとえOKを出しても満足感が得られなければずっとモヤモヤが残ることも。
実はあのカップインした音を聞くことが満足感にもつながります。
コースでないと聞けない音だけに、数ホールに1回はカップインまで見守ってあげるのが効果的です。

まとめ

初心者ゴルファーとコースに出ると言いたくてモヤモヤするシーンがあります。
角を立てず、恐れられずお互い気持ちよくプレーできるように先輩ゴルファーがリードしてあげたいですね。

・ ゴルフは楽しいと思ってもらうことが第一
・ 明らかなマナー違反は「アチャー」などリアクションで気づかせる
・ マナーやルールを教えるなら頻度の高い場面からがスムーズ
・ 一緒に声がけしてサクサク打ってもらう

などから伝えてみましょう。
上手に伝えられたら感謝されること間違いなしですね。

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