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マッスル、キャビティ、中空。アイアンのヘッド形状と特徴

2020/06/03|ゴルフウィズ編集部

アイアンのヘッドにはいろいろな形状があります。マッスルバック、キャビティバック、中空といった言葉はなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。そしてマッスルバックはなんだか上級者向けっぽい、くらいはご存知かと思います。
ここではあらためて、それらのヘッドの特徴について整理してみましょう。

マッスルバック

マッスルバックというのは、ひとつの金属の塊で出来ていてバックフェース側も肉厚に作られているヘッドです。素材は主に軟鉄が使われていて、プロが好んで使う形状でもあります。もともとはアイアンは鉄の塊を叩いて作っていたので、物理的にもアイアンはすべてマッスルバックでした。いわばもっとも古くからある形状といえます。
では簡単に特徴をあげてみます。

・ヘッドが小さく作られており芯の大きさは小さい
・芯の位置はネック寄りの高い部分に位置する
・球はあがりにくく、曲がりやすい

と、一般のアマチュアにはなかなか敷居が高い特徴があります。なんだか良いことはなにもないようにも感じますが、プロや上級者の使用率は非常に高いヘッド形状であるということは、大きなメリットもあるはずです。実はマッスルバックアイアンのメリットの多くは一般のアマチュアには難しいと感じる特徴の裏返しにあるのです。

・芯が小さいため、ミスが顕著に現れてスイングの調子の善し悪しがわかりやすい。
・ダウンブローでショットするのには芯の位置が高いほうが芯に当たりやすい
・スピンが入りやすく、インテンショナルなフックやスライスが打ちやすい。
・打感が非常に良い

簡単にいえば、プロや上級者がもっている技術が発揮しやすいアイアンの形状といえるでしょう。

キャビティバックアイアン

マッスルバックでは、芯が小さくアマチュアには難しいため芯を広くすべく開発されたヘッド形状です。ヘッドのバックフェース部分の厚みを薄くして余った重量を周辺に配置することで芯を広くしています。
現在のアイアンではもっとも主流の形といえるでしょう。特徴は

・芯の大きさが大きくマッスルバックよりはミスが起こりにくい。
・芯の位置がヘッド中央の下のほうにくるように重量調整されている。
・技術の進化で異素材とのコンポジットも増え、さらに打ちやすさがましている。

といった点でしょう。以前は打感が悪いとか芯が下にありすぎて距離感が合わないなどの理由でプロや上級者はあまり使いませんでしたが、最近ではプレイヤーの力量にあわせたラインアップが展開されていて、プロでもキャビティバックの使用者が増えています。

中空アイアン

中空アイアンはウッドの機能をアイアンに持たせることで使いやすさを追及したものです。その名の通りヘッド内部は空洞になっています。
キャビティバックの場合は余剰重量をヘッド周辺に配置しましたが、中空の場合はバックフェース側に配置することで芯の広さと、ボールの捕まりの良さを追及しています。
もともとは打感が悪く、どこに当たったのか良くわからないような打感でしたが最近は改善され、形状も中空とはわからないものも増えてきました。
PGAのツアープロでもロングアイアンだけ中空にする船主も出てきています。

まとめ

アイアンはドライバーとは違い、まっすぐに飛んで飛距離が出れば良いというクラブではありません。飛ばないのも困りますが飛び過ぎても同じように困ります。また、どう打ってもまっすぐ飛んでしまうのでは、インテンショナルな操作が必要なケースが多い上級者は使いにくくなります。
一方、コースでなかなか芯に当たらないアマチュアにとっては打感とかインテンショナルとかいう以前にとにかくそこそこ真っ直ぐ飛んでくれれば一番ありがたいわけです。
ヘッドにより特徴がハッキリと異なりますので、自分のレベルやアイアンに求める機能を整理して合うアイアンを選んでください。

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