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ロブショットの打ち方

2020/10/12|ゴルフウィズ編集部

グリーンへのアプローチでふわっと高い球で寄せるロブショット。バンカー越えなどで特に威力を発揮するショットで決まるとカッコいいですよね。でも実際にやろうとするとなかなかうまくいきません。大きくダフってしまったりトップしてグリーンを横切ってしまうなんてことになりやすいショットです。そこで今回はそんなロブショットのコツをお話しします。

クラブの選択

ロブショットをおこなう際にクラブはどんなクラブを使えば良いのでしょうか。もちろん打ち方によって多少の差はありますが、できれば56度以上のロフトのクラブを使うと良いでしょう。56度または60度といったロフトのクラブです。ロフトの度数表示がないセットのウェッジを使っている場合はアプローチウェッジよりもサンドウェッジを使いましょう。
高くボールをあげるためには、ある程度ロフトがないと球があがってくれません。上げたい高さによっては多少クラブを開いて使うことになりますが、最初のロフトが52度くらいですとかなり開く必要が出てきてショットの難易度が高くなってしまいます。

ライの見きわめ

クラブの選択と同様ライの見極めも非常に重要です。先ほどクラブ選択で56度以上のクラブが良いとお話ししましたが、それらのハイロフトのクラブやサンドウェッジはバウンスというソールの出っ張りが強くなっています。
これはバンカーショットの時に砂を爆発させやすくしたり、セミラフなどでボールが浮いている時にボールの下をクラブがくぐりにくいようにするためのものですがライがあまり良くない状態、具体的にはベアグランドであったり芝が薄い状態の時にはこのバウンスが地面にぶつかってクラブがハネてしまう危険があります。
こういったライの時にボールをあげるのは非常に高い技術が必要で難易度の高いショットになりますので、最初のうちは避けるようにしましょう。

・春から秋にかけて芝生が生育している時期
・ボールが地面からある程度浮いている状態
・ラフであればボールがはっきりと見え、順目(ラフの草が打ちたい方向に向かって生えている)

このような条件が揃っているときに挑戦するようにしましょう。

ロブショットの打ち方

さて、条件が整ったところで実際の打ち方です。最初は基本の打ち方のコツをご紹介します。

・ボールは通常のウェッジショットよりもボール1個分左足寄り
・クラブは短めに持つ
・スイングはゆっくり振りぬくことを心がける
・ボールの下を切るようなイメージでスナップを効かせる
・アドレスでボールの高さをイメージを目線で追う

打ち込むような打ち方ですとうまく上がってくれないことがあります。ダウンブローでターフを取るというよりはクリーンにボールを拾うようなイメージのほうが上がりやすいでしょう。ダフりを怖がって上から叩きにいったり、インパクトで終わってしまうようなスイングですとボールはあがりにくくなります。
またボールはロフトがあげてくれるので手で上げるような打ち方はタブーです。

応用編

ある程度自信がついたら、少し応用した打ち方に挑戦してみましょう。より高くボールをあげスピンも強くする打ち方です。
イメージとしてはバンカーショットと基本のロブショットを合わせたようなイメージです。
フェースはやや開き、開いたフェースがピンを向くようにアドレスをオープンにします。
あとは基本と同じように振るだけです。
練習場でどれくらい開いたらどれくらいボールが上がるかいろいろと試してみましょう。
ただしインドアの練習場ですとあまり開くとボールが上がりすぎて前のスクリーンやネットの上に飛んでいってしまう危険があるのでほどほどにしておきましょう。

まとめ

ロブショットは決まればカッコいいですが、ミスしたときの怪我も大きいのでコースでは使わないで済めば使わないほうが無難です。
でも、バンカー越えでピンが比較的近い時などはどうしても上げるしかありません。特にディスタンス系のボールを使っている場合スピンで止めるということもできませんのでボールを上げられるだけ上げるしかありません。
いきなりコースでやっても上手くいきませんので練習場で入念に練習しておきましょう。

ゴルフウィズ
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