入らないパットは右脳左脳の利き脳を生かしたライン読みを意識
右利き、左利き、という利き手と同じように「利き脳」というものがあります。
ゴルフでパットが入らないのは、その利き脳を生かしたライン読みができていない可能性があります。
自分の利き脳を把握して正確にライン読みができるようにしましょう。
その方法をご紹介します。
利き脳が左右どちらなのか
人には効き脳があって、左右どちらかをメインに使っています。
パットで好不調の波が大きくなるのは、特にライン読みの際、自分の利き脳を生かしきれていない可能性が高いです。
パットを安定させるために、自分の利き脳を明らかにして対策をとりましょう。
【利き脳判別法】
まず次の設問に対して、左右どちらの答えが多いのかを確認することで、右脳型なのか左脳型なのかを見ていきます。
決断をするとき→メリットデメリットを考える/直感的に決める
一日の予定をきっちり決めて行動→はい/いいえ
部品などの組み立ては→マニュアルを見ながら/マニュアルを見ずになんとなく
指を組む時→左手親指が下にくる/右手親指が下にくる
腕を組む時→左手が下にくる/右腕が下にくる
左が3つ以上なら左脳型、右が3つ以上なら右脳型です。
【右脳型のキーワード】
右脳型は、直感的、創造性、芸術性がキーワード。
空間認知に長けているので、 グリーン全体を見てイメージで記憶するのが得意です。
・ イメージで記憶できる
・ 全体を見られる
・ 空間を3Dで認知する
・ 好不調の波が大きい
持ち前の創造性を生かして直感的にラインを判断しますが、好不調の波があります。
【左脳型のキーワード】
一方左脳型は、論理的、分析力がキーワード。
数学的理解力をもとに状況を細かく分析し、筋道立てて物事を考えます。
・ 細かく状況を分析
・ 打ち出すラインが見える
・ 見える化や数値化すると安心
・ 再現性が高く崩れにくい
打ち出すラインが明確に見えるのも特徴で、筋道を立てられるため大崩れしづらいです。
ゴルフで利き脳を生かす
利き脳がわかったらそれをパットに生かしていきましょう。
【右脳型はイメージ重視】
右脳型の人は、視野が広くビジュアル的かつ3Dで把握するのが得意です。
そこでライン読みの際、水の流れを想像して傾斜をイメージしてみましょう。
グリーン上に水を巻くイメージを持って、流れの速さや方向にパッティングラインを重ねて想像すると、利き脳が生かせます。
ただ、フィーリングが合えばポンポン入るのですが、合わないと不調となってしまいます。
2パット目では、30㎝から1m以内に収める感覚を持って素振りを行いましょう。
【具体的な転がりもイメージしてみる】
また「上りコロコロ下りトロトロ」などと具体的に転がりをイメージするのも有効です。
さらに無意識にしがちなルーティーンを意識的に行うと、バラバラなリズムを整えることができ、イメージをつかみやすくなります。
右脳型の人は感覚重視なので、無理に振り幅を決めたり厳格に距離を割り出す必要はないです。
【左脳型は複数のラインを設定】
左脳方の人は、グリーンの状況や振り幅などを細かく分析するのが得意なので、具体的にボールとカップを結んでラインを設定しましょう。
その際2、3本考えて取捨選択することで確実性がアップします。
ただし距離を割り出す、振り幅を決めるなどの約束事にとらわれすぎて、ターゲットへの意識が薄れてしまう傾向があるので、そこは注意しましょう。
カップの左右やグリーン背後の木など、広い視野で高低差を見ておきましょう。
【最終目標はカップに入れること】
左脳型は、カップまでの距離や振り幅に意識が向きすぎて、目標意識が薄れがちです。
最終目標のカップをもっと意識しましょう。
そのために1クラブレングスまでのパットでは、カップの左、中、右など、どこから入れたいかを具体的に決めてから素振りをして打ちましょう。
まとめ
ゴルフのパット成功には利き脳を生かしたライン読みが重要です。
右脳型は直感的・空間認知力を、左脳型は論理的・分析力を使ってラインを読んで改善しましょう。
自分の利き脳を把握してトレーニングすることで、よりパフォーマンスが向上するでしょう。